xf86-input-synaptic から xf86-input-libinput に乗り換えた
https://wiki.archlinux.org/index.php/Touchpad_Synaptics をみると、メンテナンスモードに移行したようなので、synaptics から libinput に乗り換えてみた。
xf86-input-synaptics の削除する
/etc/X11/xorg.conf.d/70-synaptics.conf
と、パッケージを削除する。
$ yay -Rs xf86-input-synaptics
xf86-input-libinput を導入する
パッケージをインストールし、/usr/share/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf
を /etc/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf
へコピーしてこれを編集する。(シンボリックリンク作成でいいと思う)
$ yay xf86-input-libinput
ArchWiki: libinput xinput を使う を参考にデバイスを調べる。 今回の対象は id=13 のタッチパッドを調整する。
$ xinput list
⎡ Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)]
⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ SynPS/2 Synaptics TouchPad id=13 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ TPPS/2 Elan TrackPoint id=15 [slave pointer (2)]
ArchWiki: libinput Xorg 設定ファイルを使う にあるように、先程コピーしたファイルを編集する。
設定内容は ArchWiki: libinput 一般的なオプション をもとにして設定する。
タップでクリック、2本指クリックで右クリック、ナチュラルスクロールを有効にしている。
$ sudo vim /etc/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf
Section "InputClass"
Identifier "SynPS/2 Synaptics TouchPad"
Driver "libinput"
MatchIsTouchpad "on"
Option "Tapping" "on"
Option "ClickMethod" "clickfinger"
Option "NaturalScrolling" "true"
EndSection
タッチパッドの操作感度の調整
ArchWiki: マウスのアクセラレーション 速度を変更する を参考に調整する。
以下のコマンドで調整しつつ、ポインタの移動速度をみて設定する数値を変更する。
$ xinput --set-props 13 'libinput Accel Speed' 0.8
好みの感度になったら、/etc/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf
に反映する
$ sudo vim /etc/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf
Section "InputClass"
Identifier "SynPS/2 Synaptics TouchPad"
Driver "libinput"
MatchIsTouchpad "on"
Option "Tapping" "on"
Option "ClickMethod" "clickfinger"
Option "NaturalScrolling" "true"
Option "AccelSpeed" "0.8"
EndSection
まとめ
xf86-input-synaptics とその設定を削除して、xf86-input-libinput を導入し、設定ファイルを作成した。 感度はコマンドで設定した後、設定ファイルに反映した。 実は他の設定もコマンドで設定して確認した後に反映することもできるが、ArchWiki の一般的な設定内容と目的が一致していたので、そちらについては直接設定ファイルに記載した。